まちづくり講演会「高校生レストランの奇跡」in糸島 を終えて

昨日、岸川政之さんの講演を聴き、
懇親会の場で語り、感じたのは
「間違っていない」という安心感だ。

志、考え方、手法、戦略、使う言葉、、、等々
多くの部分で共通点があった。

加茂さんが懇親会の場で、
「一緒や!一緒や!」
と連呼していたほどだ。
だけど、今日、その格の差というか
経験、覚悟の差を痛感した。

今日は、福吉公民館での講演であった。

真ん中の50分は
岸川さんの依頼で
同行してくれた三重大学の学生さんに
プレゼンテーションしてもらうことになった。

プレゼンを見ながら
私はドキドキハラハラしていた。

講演に参加して頂いた
地域の60代、70代の大先輩方が
どう感じているか、心配になったからだ。

「岸川さんの話を聞きに来たんだ!
お金を払って
大学生の話を聞きに来たんじゃない!」
とか思ってやしないか。
とか。

FB上でも、
その三重大学の大学生とお友達になったので
正直に書こう。

基本姿勢として

<プロ意識を持つ>
参加者はお金を払っている。
大学生だから、初めてだから
緊張しているから
と言って許されない。
「まごの店」と同じだ。
じゃぁ、無料ならいいかというと
そうでもない。
参加者の命の時間
(経済学で言う機会費用)
を頂いているからだ。

<参加者目線を意識する>
常に、客席から
どう見えているかをイメージする。
それがイメージできなければ
笑いも涙も驚きも感動も
狙って生み出すことはできない。

その基本姿勢の上に
具体的なテクニックの問題が生まれる。

<自分のネタで絶対に笑わない>
人前に立って、笑いをとろうとすると
不安になって、まず自分が一番に笑ってしまう。
私はそれをしない。
芸人だって、自分のネタをしながら
大爆笑する芸人はいない。
自分が笑うと、逆に、客がひいてしまう部分がある。

<マイク・パフォーマンス>
それでも、笑いたい場合は
ぜめて、笑い声をマイクに乗せちゃダメだ。
笑い声は大きいので
ビックリするくらいの音量になる。
私は、マイクを持った手の親指を
口に当て、マイクと口の距離を
常に一定にしているし
しんみりした話などは
それを離すことで、音量を落とす。
どう聞こえているかをイメージして。

<内輪ウケしない>
仲間を応援する意味で
仲間の話に笑ったり
突っ込みを入れたり
なんたらしたくなるのは分かる。
それをやり過ぎると
客がヒク。
盛り上げながら、内輪ウケを狙わない
その絶妙なバランス。

みたいなことを
考えながら、講演が終わったら
アドバイスしようと思っていた。

同時に、岸川さんは、
この大学生に
なんて声をかけるのだろう
と興味があった。

だって、100点満点にも
いろんなレベルがあって
高い目標を掲げようと言う人だ。
お茶を試飲してコメントして
女子高校生を泣かせるような人だ。

どんなアドバイスをするのか
説教をするのか。

車に乗って、
開口一番。

「いや~よかったよ!
これを繰り返せば、すごいことになるよ」
だった。

ネガティブな発言一切なし。
アドバイスも一切なし。
褒めて終わり。

でも、私は知っている。
岸川さんだって
いろいろ思っているのだ。
でも、言わない。
褒めるだけ。

そのときに感じた。
格の差、経験、覚悟の差を痛感した。

こういう場を与えないと
大学生は経験できず、伸びない。
だからチャンスを与えなくちゃならない。

でも、お客さんに対してどう責任をとるか。
岸川さんには謝る「覚悟」がある。

そして信じて任せた以上
あとは褒めて伸ばす。
その信念がある。
その信念を支える経験がある。

すごい。

だけど、私は岸川さんにはなれないし
岸川さんは私になれない。

今日の講演の最後に
リーダー像の話になった。
岸川さんは
「場をつくり、応援をするリーダー」の必要性を語った。

私もそういう部分はあるけど
「先頭で旗振り役するリーダー」としての側面もある。

だから私は岸川さんにはなれないし
岸川さんは私になれない。

だけど、
自分を磨き
自分が活き活きと人生を送ることで
喜んでくれる人がいる。
その人を増やす。
その重なりの面積を増やしていこうとしている面では
全く一緒だ。